こんにちは！ピックアップ藤枝高洲店です。

今回は、当店に入荷した特別なヴィンテージアイテムをご紹介します。ミルクガラス食器の最高峰、ファイヤーキングの代表作、Dハンドルマグ。中でも、人気のジェダイ（Jade-ite）カラー、そして1956年〜1960年頃に製造された、歴史を感じる一点です。

日常使いはもちろん、コレクションとしても価値の高いこのマグの魅力を深掘りしていきましょう。

1. 永遠の定番「ジェダイ」が放つ魅力

ファイヤーキングの数あるカラーの中で、最も有名で愛されているのがこのジェダイです。

色合いの秘密： 翡翠（ヒスイ）のような、優しくも深みのある緑色。これは当時のアメリカで起こったオリエンタルブームの影響を受け、高価な宝石の色を取り入れたと言われています。

温もりを運ぶミルクガラス： 分厚いミルクガラスを通して伝わる温かさは格別。コーヒーや紅茶の色を美しく引き立て、毎日のブレイクタイムを特別な時間にしてくれます。

プロ仕様の頑丈さ： Dハンドルマグは、元々アメリカのレストランやダイナーで**業務用（レストランウェア）**として使われていました。そのため、見た目の可愛らしさだけでなく、非常に頑丈で実用性に優れています。
 

2. 年代を特定する「刻印（バックスタンプ）」の秘密

ヴィンテージのファイヤーキングを楽しむ醍醐味の一つが、底面にある**「刻印」**です。このマグの年代を特定する、重要なヒントが詰まっています。

この1950年代中期〜1960年代初頭のジェダイDハンドルマグに見られる主な刻印は、以下のパターンです。

特に、**「MADE IN U.S.A.」**という表記が入っていることがこの時期の特徴です。これは、当時ファイヤーキングが国外への輸出を本格的に進め始めたことの証であり、時代の節目を感じさせる貴重な刻印と言えます。

お手持ちのマグと見比べて、刻印の違いを探してみるのも楽しいですよ。
 

3. コレクターを惹きつける「個性」

ヴィンテージ品は、製造当時の技術や環境によって一つ一つ表情が異なります。これが**「個性」**であり、新品にはない魅力です。

練りムラや気泡： ミルクガラスの製造過程で生じる、わずかな色の濃淡や、ガラス内部の小さな気泡。これらは決して不良ではなく、約60年前にアメリカで生まれた証です。

ハンドルのデザイン： Dの形をした大きなハンドルは、指がしっかり入って持ちやすく、機能性も抜群。業務用としての合理性がデザインに生きています。

4. 当店のコンディションとご購入について

当店に入荷したこのジェダイDハンドルマグは、年代物としては比較的良いコンディションを保っています。

コンディション: [具体的なコンディションを記述。例：目立つカケやヒビはなく、ツヤもしっかり残っています。ヴィンテージ特有の軽微な着色痕が底部にございます。]

長く愛用するために： ファイヤーキングのミルクガラスは、電子レンジや食器洗浄機のご使用は避け、柔らかいスポンジで手洗いをお願いします。

古き良きアメリカの歴史と温もりが詰まった一品です。ぜひ店頭で手に取って、このマグの持つ独特の存在感を感じてみてください。

一点限りの入荷となりますので、お早めにご来店ください！