「長崎県発祥」と言えば多くの方はカステラや金平糖、ちゃんぽんなどが
　有名ですね。またボーリングやビリヤード、テニスなども長崎が発祥と言われています。
　　その多くが歴史的に海外から輸入され発展してきたためです。

　　長崎発祥のもののひとつに「べっ甲細工」があげられます。
　今回ご紹介させていただくのは鼈甲細工の名匠が手掛けた逸品です！

　　　　　「二代目与三郎 本べっ甲ミカ時計」です！

　

　　そもそも鼈甲とはなにか？
　　「べっ甲」は暖かい海で育ったウミガメの一種「マイタイ」の甲羅を加工して作られた
　ものです。中国（随・唐）で生み出された技術が17世紀にオランダやポルトガルの商船が
　長崎に持ち込み、さまざまな商品が作り出されました。「長崎べっ甲」は約300年の歴史を
　もつ伝統工芸品として知られています

　　「鼈甲細工」といえば「かんざし」や「くし」などの髪飾り・装飾品が多くその後
　　京都・奈良・江戸・堺へと流通していきました。現在でも和装のアクセサリーや
　　眼鏡のフレームでよく鼈甲が使われています。

　　　
　　

　　　この腕時計は鼈甲細工師「山岡与三郎」の次男「二代目 与三郎」が手掛けた
　　腕時計です。二代目与三郎は家業を手伝い名がら初代から徹底した英才教育を受け
　　若くして伝統技術を習得、また「空洞技法」など新技術の開発し鼈甲細工の歴史に
　　新たな風を吹かせた職人として知られています。
　　
　　　今回の「べっ甲腕時計」は「二代目 与三郎」の中古市場ではかなりレアな商品です。

　　　「二代目与三郎」作品をさまざまなサイトで探してみました。
　　その結果・・・ほとんど見当たりませんでした！！

　　　新品で販売しているものはみつけることができず、中古フリマサイト・オークションサイト
　　で数点見つけることができました。そのためどの同品も高額で取引されています。

　改めて今回の商品を確認しますと









　　透明感のあるべっ甲のケース、また文字盤にはシェル（貝殻）を使うことで
　非常にきれいで高級感がある仕上がりとなっております。

　

　

　ベルトの留め具部分が一部変色していますが機能的にはまったく問題有りません。

　またこちらの腕時計には長崎べっ甲装飾品事業協同組合が発行している証明書も
　ついております

　

　　商品としてベルト部分の変色はありますが風防やベルトに目立つ傷や欠損はなく
　また電池交換をして作動も確認しています。付属品のメーカーケースや証明書もついていた
　こともお買取時に査定アップさせていただきました。


　　めったに市場に出回らない二代目与三郎の腕時計をお買取させていただきました！
　誠にありがとうございます！