イタリア発 業界2大巨頭のマリアージュ 「DE ROSA(デローザ) King(キング)」

2022-07-16

いつもありがとうございます。
浜松市にある、自転車・レジャー・スポーツの専門店
ピックアップ宮竹バザール店です。

今日は当店に数あるスポーツバイクの中から、1台のロードバイクをご紹介いたします。

レジャー・スポーツの自転車強化店


DE ROSA(デローザ)King(キング)

自転車強化店のロードバイク

年式:2003年製
フレーム/フォーク素材:カーボン
フレームサイズ:480mm(C-T 実測値)
グループセット: CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)RECORD(レコード) 変速段数 2×10
ホイール:MAVIC COSMIC CARBON SSC (マビック コスミック カーボン SSC)700Cクリンチャー


DE ROSAは、イタリアの名門ロードバイクメーカーの通称で、正式には「ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ」です。

1953年にフレーム職人である、ウーゴ・デローザが創業しました。

DE ROSAが造るフレームは、世界の名だたるビッグロードレースで数えきれないほどの優勝を生み出し、世界有数の名門ロードバイクメーカーの地位を確立しています。


本日ご紹介しているKingは、DE ROSAがラインナップしている車種の中でハイエンドモデルで、栄えある初代モデルになります。


DE ROSAの特徴は、技術力の高いハンドメイドにあり、芸術品のようなデザイン性と、レーシングロードバイクとして必要な安定性・運動性を兼ね備えています。
また、フレームの材質に用いられている全ての素材(カーボン、チタン、アルミ、スカンジウム、クロモリ、ステンレス)のフレームをラインナップしている唯一のメーカーです。

世に数あるロードバイクメーカーの中でも、DE ROSAはハイブランドに位置付けられ、キュートなハートマークのロゴが特徴的で、女性にも人気のブランドです。

なぜロゴがハートマークなのか。創業者のウーゴがフレームを制作している時に、偶然ハートの形が出来上がり、それをシンボルにしたそうです。

ロードバイクのデローザ


バイクのフレーム素材に、カーボンが用いられるようになってまだ間もない2000年代前半に、特別注文した単一方向性カーボン繊維を使い、本国イタリアにてビルダーが魂を込めて成形したフレームは、当時としては驚くほどの軽量化と高い剛性を両立し、かつ美しい形状に仕上げられています。

デローザのキング


シート/トップチューブにはアルミ製のラグ(フレームとフレームを結合させる「継ぎ手」)が用いられています。2005年モデルからフルカーボンになりました。

キング


フロントフォークは、日本の総合スポーツブランド「Mizuno(ミズノ)」製です。

22年07月16日:画像6

Mizunoは、1995年から数年間カーボンロードバイクフレームを販売していました。

総合スポーツブランドとは言え、ロードバイクフレームの開発・製造のノウハウはなかったので、イタリア人のフレームビルダー「アンドレア・ペゼンティ」に開発を依頼しました。

ペゼンティは、イタリアの伝統あるロードバイクメーカー「Cinelli(チネリ)」で、伝説となったトラックフレーム「LASER (レーザー:イタリア読みだとラザル)」を1980年代に作成した名匠です。

LASERは工業製品としての美しさが評価され、アメリカのニューヨーク近代美術館にも展示されています。Cinelliは 2011年に再びペゼンティに依頼し、LASERを復活させました。

Mizunoはフレーム販売からは撤退しましたが、何故かフロントフォークは出し続けていて、ヨーロッパブランドのフレームでも、カーボンフォークはMizuno製を採用すると言う、組み合わせの時代がありました。

当時のフレーム/フォーク価格は、520,000円でした。


コンポーネントは、全て「CAMPAGNOLO(カンパニョーロ) RECORD(レコード)」です。

22年07月16日:画像7


CAMPAGNOLOは、「トゥッリョ・カンパニョーロ」が創業した、イタリアの自転車部品メーカーで、ロードバイク用の部品製造において、日本のシマノ、アメリカのスラムに並ぶ、世界3大メーカーの一つです。

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CAMPAGNOLOは、レバー1本で車輪が外せる「クイックリリース」と、変速機に1本のバネを組み込むことにより、ワイヤー1本だけを引くことで縦型パンタグラフを動作させる変速機を発明しました。

この2つの発明は、現代においてもロードバイクをはじめ、スポーツバイクに必要不可欠な装備になっています。


1960年代にロードレースの現場で、フレームビルダーの傍らチームメカニックとして働くDE ROSAに、CAMPAGNOLO社が目を付けたことから現在まで続くパートナーシップが始まりました。

当時、DE ROSAは駆け出しのフレームビルダーでしたが、真摯な仕事ぶりで信頼を得て、CAMPAGNOLOからパーツや製品情報の提供を受けて、自分の「作品」を進化させ現在の地位を築きました。


ホイールは「MAVIC COSMIC CARBON SSC (マビック コスミック カーボン SSC)」 
重量:フロント 860g リア 1.12kg  リム高:50mm

タイヤは「PIRELLI P ZERO VELO 4S (ピレリ P ゼロ ベロ 4S)」

22年07月16日:画像10


マビックはフランスの自転車パーツ製造メーカーで、1889年に創業されました。

1934年にアルミ製の軽量チューブラーリムを開発し、極秘裏にツール・ド・フランスに実戦投入され、当時木製や鉄製だったリムに比べてこのアルミリムは非常に軽く、このリムを使った選手が総合優勝を遂げました。

マヴィックの開発したアルミリムは、素材と構造の両面からホイールの分野で革新をもたらし、プロロードレース界をリードし、現在でも自転車ホイール界に新基軸となる技術を開発・投入し、自転車用ホイールの世界をリードし続けています。


PIRELLIは、イタリアはミラノに本社を置く、1872年創業の歴史ある老舗タイヤメーカーです。世界中の高級自動車に採用されたり、各種モータースポーツへのタイヤ供給をサポートしています。

自動車用タイヤがメインの製品となる以前には、自転車用タイヤの生産を1950年代まで行っていました。

2017年に、自転車タイヤの製造・販売を、約60年ぶりに復活し、同社のフラッグシップを表す P ZERO の名を与え、フランス語で自転車を意味する VELO を付けた P ZERO VELO は、スポーツタイヤ市場を牽引してきたピレリからの、現代におけるロードバイク用クリンチャータイヤへの解答です。

装着されている 4S は、ノーマルモデルの P ZERO VELO に対して、トレッドパターン(タイヤの路面と接する部分(トレッド)に刻まれた模様)を増やし、ウェットグリップ(雨の日の制動力)を高め、トレッド内側にアラミドブレーカーを配置することで耐パンク性能を向上させたモデルです。


まだまだ書き足りない事がたくさんありますが、百聞は一見に如かず。


中古ゆえ、1品ものでございますので、店舗でご覧いただけると大変うれしいです。

試乗もできますので、店舗スタッフにお気軽にお申し付けください。


ピックアップ宮竹バザール店
住所 :〒435-0043
静岡県浜松市東区宮竹町322-1
電話番号:053-411-5090
営業時間:10:00~20:00