「常識」を疑う事で生まれた。 「SHIMANO(シマノ)デュアルコントロールレバー」

2022-05-07

いつもありがとうございます。

浜松市にある、自転車・レジャー・スポーツの専門店
ピックアップ宮竹バザール店です。


本日は、自転車コンポーネント製造メーカーの「SHIMANO(シマノ)」を、世界一の座を不動にしたパーツのお話です。


SHIMANO(シマノ)デュアルコントロールレバー

レジャー・スポーツの自転車強化店


1989年、オランダのロードバイクレーシングチーム「TVM(ティーブイエム)」に、1つの機材が持ち込まれました。
その機材のテストを行ったライダー達は全員驚き、「現在のロードレース界を変えるかもしれない。」と思わせるだけの可能性と性能を、その機材は秘めていました。


1984年、DURA-ACE 7400シリーズに搭載された変速システム「SIS(シマノ・インデックス・システム)」

自転車強化店のバイシクルライフ


SISは、過酷なレース環境の中で変速ミスのリスクを下げ、確実な変速操作を可能にし、ロードレース界にSHIMANOの高い技術力を知らしめました。
発表当初は、プロライダー達から「プロには必要ない機能だ。玩具みたいだ。」と揶揄されましたが、レースで使用してみると、一瞬の変速ミスが勝敗を決する場面でのSISの恩恵は計り知れないものがあり、皆が選択するようになりました。

しかし、当時登り坂での変速は、ダウンチューブに取り付けられたシフトレバーを操作するために、立ち漕ぎを止めてサドルに座り、ハンドルから手を放し、変速操作を行っていました。
この一連の変速動作はライダーの負担になっていましたが、当時はそれが「常識」でした。

バイシクルライフのシマノ


SHIMANOは、この「常識」を疑うことから始めました。

ハンドルバーから手を放さずに、手元でブレーキ及び変速操作が出来れば、「常識」の動作からライダーが解放される。

シマノ


「ブレーキレバーにシフトレバーの機能を加えて、両方のコントロールがハンドルから手を離さずに出来ないか。」との思想で、デュアルコントロールレバーの開発が始まりました。


当時のTVMのエースライダー、「フィル・アンダーソン」は、持ち込まれたデュアルコントロールレバーのプロトタイプが取り付けられたロードバイクを試走し、「これはおもしろい。今日のレースで使う。」と、当日のレースに実戦投入されました。

デュアルコントロールレバーを使用する、フィルの後ろを走っていた別チームの選手達は、登り坂で立ち漕ぎをしながら変速し、加速して行く様を見て、衝撃を受けました。

当時、SHIMANO以外の変速機メーカーから機材供給を受けていたチームの選手達も、レース中におけるデュアルコントロールレバーの優位性を認識し、選手みんなが欲しがる製品でした。

1990年、DURA-ACE 7400シリーズに搭載されたデュアルコントロールレバーは、ロードレース界に革新をもたらしました。


デュアルコントロールレバーは、DURA-ACEのみならず、「ULTEGRA(アルテグラ)」、「105」と、現在では全てのロードバイクコンポーネントに搭載され、一般のライダーにも変速操作の利便性を提供しています。

ピックアップブログ画像5


現在では、ブレーキシステムに機械及び油圧ディスク、変速システムに電動式と、弛まぬ技術革新を続け、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、材質や仕上げの差はあれど、機能に差を付けず、顧客の利便性を追求する、「常識」の変革者であり続けるメーカーが、SHIMANOです。

22年05月07日:画像6

22年05月07日:画像7

22年05月07日:画像8


SHIMANOが開発した手元変速システムの有効性及び利便性は、他の変速機製造メーカーも認め、名称や構造は異なるものの、現在では全ての変速機メーカーに、手元変速システムがラインナップされています。

22年05月07日:画像9


当店ではお買取りした、SHIMANOを始め、各メーカーの手元変速システムを搭載したロードバイクを多数取り揃えております。

22年05月07日:画像10


試乗もできますので、SHIMANOが造る「常識」を、体感していただけると嬉しいです。

店舗スタッフにお気軽にお申し付けください。


ピックアップ宮竹バザール店
住所 :〒435-0043
静岡県浜松市東区宮竹町322-1
電話番号:053-411-5090
営業時間:10:00~20:00