金相場は高騰中!賢く金製品を売るには?

金製品の画像

2025年10月10日現在、純金1gあたりの取引相場は、21,400円を超えており、年初の相場が13,600円程度であったことを考えると、1.5倍以上の急騰になっています。

金が高騰する背景は、世界的な情勢の不安定さがあげられています。各地の紛争や、米国の保護主義制作、インフレの加速などの理由があげられています。

今後の相場については、まだまだこれからも上がり続けていく、という見方もあれば、急騰している相場であり、しばらく様子を見たほうが良い、場合によっては、金融不安等により急落する恐れもある、という見方もあります。

ただ、リスク分散としての貴金属を所有することは将来への備えとなる、という考え方は、多くの人に支持されています。

金製品への正しい知識を身につけよう!

純金や18金などの言葉は、多くの人が聞いたことがあるかと思います。先に結論を述べますと、純金と18金は違います。

もしご自宅にある金製品を売りたいと思ったとき、その金が何かというのを知っておくのは非常に重要なことですね。

金の種類について

18金(じゅうはちきん)という言葉は、結構耳馴染みがあるのではないでしょうか。

一般に純金とは99.9%純度の金のことを指す

18金も金の種類のひとつです。他にも22金や14金、10金などがありますが、実はこの数字の前には「24分の」というのが省略されているのです。

つまり、18金であれば、「24分の18=18/24」ということであり、75%が金です。という意味になります。残りの25%は、割り金と呼ばれ、主に、銀やニッケル、銅などが使われています。

金の種類(表記)金の含有量の目安
24金(K24、999)99.9%
22金(K22、916)91.6%
18金(K18、750)75.0%
14金(K14、585)58.5%
10金(K10、416)41.6%
K18は1000分率を使用した750と表記されることもある。
Auは、金の元素記号から。

アクセサリーで使用される金は、18金や14金のものが多くなっています。

中には、K18PGやK18YGのように、K18などの表記のあとにアルファベットが来るケースがあります。

これは、残り25%の割り金の配分を変更することで金のカラーを変えたものになります。

金の表記(K18の例)割り金の種類と色味の特徴
K18YG(イエローゴールド)銀と銅。特別な配合で黄色く見えるようにしたもの。普通の金
K18PG(ピンクゴールド)銅と銀、パラジウム。銅の割合を高めてピンク色に。
K18WG(ホワイトゴールド)銀、パラジウム。見た目はプラチナのような見た目に。
K18WGの刻印:WGはWhiteGoldの略

ニュースなどで聞く「金価格」とは?

ニュースの終わりなどで伝えられる「金相場」の価格。これは、国際的に決められた純金の取引金額です。

もちろん18金などの他の金製品も、この金価格を基準に決められています。

なので、18金であれば、公表されている金価格が1gあたり2万円だとすれば、その75%、つまり、15,000円が基準となります。実際には、18金を割り金と純金を分離する作業やその他の作業の手間賃が、手数料として、引かれています。

10月10日の買取価格の状況(取引開始時点の国際相場:1gあたり約21,500円)

地金取引業者の買取相場

金種店頭買取価格(相場からの騰落率)
K2420,000円前後(93.0%)
K1814,800円前後(68.8%)
K1410,800円前後(50.2%)

これらの地金業者は、ほとんどの買取店やリサイクルショップも利用していますので、巷にある買取店やリサイクルショップで買取をしてもらう場合、この表の80%~90%くらいが、実際の買取金額となるケースが多いようです。

実際の買取現場では、K18やPt850(85%のプラチナ)といった「金」の重さが、査定評価のほとんどとなるケースが多いです。

金以外の評価について

ジュエリーの場合、18金やプラチナ以外の要素で、査定評価が高くなる場合があります。

代表的なものは、ダイヤモンドなどの宝石の評価とブランド評価の2つです。

●宝石評価について

ひとくくりに『宝石』と言っても、本当にピンからキリまであります。

マイナーな宝石を除けば、おもに評価対象となる宝石は、ダイヤモンド、サファイア、ルビー、エメラルドの4つです。他の宝石は、サイズがよほど大きく、品質が高いものでない限り、買取価値をつけられることはあまりありません。

ダイヤモンドは小さなものでも価値がつくことが多い

●ブランド評価について

ブランド評価は、特にラグジュアリーブランドとして名のあるブランドほど評価がつきやすい傾向にあります。代表的なもので言えば、Cartier(カルティエ)やBVLGARI(ブルガリ)です。

ジュエリーが主力のブランドで言えば、Tiffany(ティファニー)、Harry Winston(ハリーウィンストン)、Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)などがあり、カルティエ、ブルガリと併せて世界5大ジュエラーとされています。

こうしたブランドは、地金の価格というよりは、アイテムごとに中古相場があり、中古相場での買取評価が通常となります。そのため、特に未使用品など状態に差がないものは、ショップごとの買取金額の差が出にくくなります。

Cartier(カルティエ)リングの刻印。刻印も美しい。

宝石の評価が査定評価の違いとなる

これまで見てきた通り、金の価格は、ある程度国際的な基準に則って行われるため、金だけの査定では、そこまでの評価の差はつきにくいです。

また、ブランド評価もある程度、相場が定まっているため、そこまでの評価の差はつきにくくなります。

宝石の評価はどうかといえば、先述の通り、主要な宝石以外は評価しないとするところが多いのが実情です。ですが、細かく見れば、質やデザインなどで評価ができる石も多くあります。

スモーキークォーツとミルキークォーツにダイヤモンドをあしらったデザイン
クォーツ自体の価値はけして高いものではないが、デザインが秀逸。

なので、宝石をしっかり評価できるお店かどうかは、ジュエリーを高く売るうえでは重要なポイントです。

高く買ってくれるお店を探すポイント

ポイントはいくつかありますが、まずは、店頭に在庫があるお店を選ぶことです。

在庫があるということは、店頭にそれを求めて買いに来る方がいるということです。エンドユーザーに直接売ることもできるため、それを前提とした査定金額にすることができます。

また、実際に販売価格を公開しているため、買取金額の目安もわかりやすいですね。

実際に店頭に並べている商品の価格がわかることも在庫があるお店の良いポイント

●石の評価をしっかりしてくれるお店を選ぶ

在庫があるお店の場合は、石付きのジュエリーの値札をチェックしてみましょう。石の種類や大きさ(Ct:カラット数)がしっかりと記載されているお店は、期待ができます。

ctとはカラットのことで、石の重さを表す単位。1ct=0.2g。

◆避けたほうが良いお店は?

先述の通り、金の相場は、ある程度グラム単価で決まっており、金の価格そのもので、査定に違いが出にくいという特徴があります。

ただ、金以外ところでの評価には多少の差が出ますので、このあたりの根拠を明確に説明してくれるお店を選ぶというのは、大前提となります。

いくつかのお店に見積もりをお願いして、納得感のある説明をしてくれる店舗を選んでくださいね。

キンバリー店もご検討ください。

ピックアップグループではキンバリー店を展開しています。

私達のお店の特徴は、お店に在庫を起きながら営業しているということです。

いきなり買取ではなくても、お店の在庫を見に来るだけでも気軽にご利用いただけます。

在庫がある関係上、スタッフも常時複数名在籍していますので、査定の予約も不要です。

私たちは、以下のことをモットーとして営業をしています。

  • お客様のご意思を尊重する。けして無理強いはしない。
  • お客様のご意思に沿わない営業行為はしない。
  • まずは、私達自身が高く販売できるあらゆる手段を模索する。その結果としてお客様にご提示できる査定金額を高める。

★「質預かり」もやっています。

売りたいわけではないけど、手持ち資金が必要、という方には、質の取引もおすすめしています。

詳しくは、スタッフにご相談ください。

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